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教師になるには?高卒でも教員免許取得が可能!資格の種類や採用試験までの流れを解説

「教師になるには教員免許がいる」ということは知っていても、具体的にどういう段階を踏むのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

教員になるには「大学で教員免許を取得し、教員採用試験を受ける」という方法が一般的ですが、実はこれ以外にも教壇に立つことができる方法があります。ここでは、教員になる方法について詳しく解説していきます。

教師になるには?
教員免許の種類から試験までの流れ

教員になるために必要になるのが「教員免許」です。教員免許といっても、さまざまな種類と試験があるので、その流れを解説します。

教員免許を取得する

一般的な教員免許の取得方法としては、教職課程のある大学や短大に入学して必要な科目の単位を取得します。そして、各都道府県の教育委員会に教員免許状の「授与申請」をおこなうことで授与され、取得することができます。
そのほかにも、教職課程のない学生や社会人でも「教員資格認定試験」に合格すれば教員免許を取得することができます。

教員免許の種類は次の通りです。

小学校・中学校

小学校および中学校の教員になるには、大学や短大の教職課程修了で取得できる「普通免許状」が必要です。
普通免許状は全国で有効で、有効期限は10年です。免許の種類は以下の3つになります。

免許種類 取得方法
第一種免許状 四年制大学卒業程度
第二種免許状 短期大学卒業程度
専修免許状 大学院修士課程卒業

種類は小学校・中学校ともに一種、二種、専修と分かれています。大半の小学校は学級担任制のため、小学校教員は全科目を担当することが多く、中学校教員の普通免許は教科ごとに免許が分かれ、定められた教科のみ教えることができます。

高等学校

高等学校教員の場合、一種と専修の2つの免許しかないため短大の教職課程では取得することができません。そして中学校教員と同様に、教科ごとに分かれています。

免許種類 取得方法
第一種免許状 四年制大学卒業程度
専修免許状 大学院修士課程卒業

【公立の場合】教員採用試験を受験する

公立学校の教員を目指す場合は、教員免許取得後に、教員採用試験を受験する必要があります。
公立学校の教員採用試験を校種別に解説していきます。

小学校

受験する試験は「全科」と「専科」で分かれます。「全科」は国語、算数、社会、理科、英語、体育、音楽、図画工作、さらに、8教科に関する学習指導要領の内容が試験範囲に入ります。

小学校教員における「専科」とは、学級担任とは別の、実技教科を専門的に担任する教員のことです。科目は「理科」「書写(書道)」「図画工作」「音楽」「家庭」「外国語」「外国語活動」などさまざまです。

なお、小学校の専科教員になるためには、担当する科目の中学校もしくは高校教員免許状を取得しなければなりません。

中学校および高等学校

科目別担任制のため、筆記試験の「専門教養試験」を中心に、担当科目の専門性が問われます。
一部の自治体では高等学校と共通区分で採用試験がおこなわれる場合もあります。

【私立の場合】学校独自の採用試験を受験する

私立学校は独立した学校法人のため、学校ごとに試験日程や採用基準などが異なります。
しかし私立学校を受験する場合でも教員免許は必須です。

採用情報は各学校法人のサイトといった教員向けの求人サイトや、当サイトの採用情報ページなどから入手することができます。

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高卒でも教師になれる!
意外と知られていない2つの方法

大学もしくは短期大学を卒業して教員免許を取得するほかにも、社会人になってからでも教員免許を取得する方法もあります。続いて、その仕組みについて解説します。

教員資格認定試験

教員資格認定試験は、文部科学省が開催している教員の確保を図るための試験で、大学などにおける教職課程を修了していなくても取得できる試験です。
高卒扱いの方のほか、社会人として働いた後に教員を目指すという方でも受験できます。

受験資格は校種によって異なりますが、基本的な条件は以下の通りです。

種類 免許区分 受験資格
幼稚園教諭 二種 高卒・20歳以上+保育士として3年以上の実務経験者
小学校教員 二種 高卒・20歳以上
特別支援学校
自立活動教諭
一種 高卒・22歳以上

幼稚園教員資格認定試験

実務経験として、保育士として3年以上、勤務時間の合計が4,320時間を超えることが条件です。

合格すると幼稚園教諭二種免許状を取得することができます。

小学校教員認定試験

受験資格は高卒以上であり、なおかつ受験年度における4月1日時点の年齢が「20歳以上」であることが条件です。

また、「大学(短期大学を含む)に2年以上在学し、かつ62単位以上を修得した者および高等専門学校を卒業した者、並びにこれらの者と同等の資格を有すると認められる者」にも受験資格があるので、教養課程や教職コースのない大学生や短大生が小学校教師を目指すこともできます。

さらに、中卒の場合、高等学校卒業程度認定試験に合格していれば、受験可能です。

特別支援学校教員資格認定試験

本認定資格に関しては、幼稚園、小学校、中学校、高校いずれかの教員免許が先に必要となります。

その後、特別支援学校教員資格認定試験を受けて合格し、特別支援学校自立活動教諭の一種免状を取得します。
免状を得て自治体の教員採用試験の特別支援学校教員の科目に合格すると教員として働くことができます。

特別免許状

こちらの免許状は、文部科学省が学校教育の多様化および活性化を促進するために、昭和63年に導入した制度です。

教員免許を持ってはいないものの、担当教科に関する優れた知識、経験、技能を持つ社会人を教員として認定する免許状です。
科目は小中高の全教科が対象で、有効期限は普通教員免許状と同じ10年です。

特別免許状の授与手続き

  1. 任用者(都道府県教育委員会、学校法人など)の推薦
  2. 都道府県教育委員会が実施す教育職員検定(人物、学力、実務、身体)に合格する

教員になるために必要な資質や能力とは?

教員になる方法、手順をここまで解説してきましたが、本項では、文部科学省が発表・推奨した教員として求められる資質や能力に関して、簡潔に解説していきます。

教育者としての使命感

人の成長に関わる仕事ですので、熱心に取り組むことや真剣さが求められます。教員にとっては何度目かのクラスであっても、生徒にとっては一度しかない学校生活ということを常に意識して職務に臨むことが強く求められます。

幼児・児童・生徒に対する教育的愛情

子どもが好き、子どもの気持ちがわかる(共感)それが、教育的愛情のスタート地点です。

生徒に関心を持ち、生徒の気持ちがわかれば、それぞれの生徒にあわせた接し方や伝え方、指導ができるようになります。ほめる、励ます、なぐさめる、じっくり話を聞く、助言する、時には厳しく叱るなど、これらはすべて、児童生徒に対する教育的愛情があればこそできることです。

人間の成長・発達についての深い理解

子どもに対する関心や人間関係への理解も大切です。児童生徒は一人ひとり家庭環境や個性が違い、成長や発達の度合いも異なっています。
そのため、直面している課題や抱えている悩みも違うのです。

教科などに関する専門的知識

教科を担当するということは、その分野のスペシャリストとして児童生徒に教えることになります。
教科書や教材の内容のみならず、専門書や研究者の論文を参考にすることもあります。そのときには、大人でも難しい専門知識を児童生徒にわかりやすく教えるための、技術や手法が必要です。
教材の活用、説明能力、板書の仕方、テスト問題の作り方など、教員が心得るべき技術は数多く、常に研究と更新を繰り返すことが必要です。

広く豊かな教養

文部科学省が示した答申には、今後特に求められる資質能力として“地球的視野に立って行動するための資質能力”や“変化の時代を生きる社会人に求められる資質能力”などが示されています。
教科のことのみならず、分野を問わず児童生徒はわからないことを教員に質問してくることが多いため、世界のことや世の中のことに常にアンテナを立てて、知識をアップデートし続けることが求められます。

教員なるためのルートは複数ある

教員になるといっても、教員免許の取得方法、免許取得後の教員採用活動、学校選びなど選択肢が沢山あることがおわかりいただけたかと思います。とくに教員免許の取得方法はさまざまあり、高卒や社会人からでも、教員になる夢を叶えることができます。

「学校の先生になりたい!」という初心を忘れることなく、自分に合った選択で夢を実現させてください。

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■参考文献
文部科学省「教員をめざそう!」
文部科学省「令和2年度小学校教員資格認定試験の見直しについて」
文部科学省「特別免許状制度について」
文部科学省「教員資格認定試験制度の概要」
文部科学省初等中等教育局教職員課「平成 29 年度 幼稚園教員資格認定試験の案内」
独立行政法人教職員支援機構「教員資格認定試験」
文部科学省「2.教員に求められる資質能力」

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